【ウォーターマン】モデル名不詳(レディース?)(c.1950s)《9/10 追記あり》
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最終更新日:2017/01/09
01-万年筆紹介, 02-万年筆修理・補修関連, M05-WATERMAN, N01-米国, s04-レバー・フィラー式
【WATERMAN’S】”Unknown Model” (Ladies?) (c.1950s)
今回紹介するペンは50年代ウォーターマンのモデル名不詳のレディース・ペンです。いろいろ調べてみましたが広告・カタログ・資料などは見つかりませんでした。おそらくパーツの形状やクリップのデザインから推測するにアメリカ法人としてのウォーターマン社の終焉寸前の頃のモデルだと思います。「Taperite」シリーズや「Crusader」それとレディース系デザインの「Conquest」、「Garland」あたりとレバーやクリップのデザインが共通している部分が多く、コレクターさんたちの間では単に「レディース」と呼ばれているモデルのようです。結構市場に出回っているらしくそんなに珍しいものでも無いらしい……です。
※キャップデザインが網目模様&ショート・クリップ仕様で如何にもレディースっぽい?
さてペンですが、プラスチック軸&ニッケル・クロームキャップ仕様で軽量な上、バランス良く仕上がっておりキャップのトップ・ヘビー感はほとんど感じさせません。ニブはガチニブ系ですが少しフレックスを感じさせるオープンタイプの「14k Ideal Nib」が付いており字幅は細字のようです。サイズはキャップを閉めて約11.8cmで「シェーファー・タッチダウン・タッカウェイ」と同じサイズです。メカニズム的には平凡な万年筆って感じでこれと言った特長がない反面、特に気になる欠点もありません。扱い易い極々普通のペンですね。
※平凡なペン先ですが字幅はとても気に入っております。
サックサイズは標準で#16sですが、ニップルの直径が微妙だったのでワンサイズダウンして#15sを使用しております。また常識的なレバー・フィラー式のペンであり、構造的にも他のレバー・フィラー式ペンと変わらないのでメンテは容易だと思います。
※サイズダウンして#15sのインクサックを選択しました。
※9月10日追記。以下のADが見つかりモデル名が判明いたしました。(1953年頃)
「レディ・コリンス」というのですね。当時としては結構なお値段ですね。
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