趣味としての万年筆は持っていないの?⑪
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「趣味としての万年筆は持っていないの?」の第十一弾!!
❏”Sheffiled pen” (1940年代・デンマーク製?)
「シェフィールド・ペン」の第2弾。「Made in England」刻印が無いことが興味深いですが、相変わらずペンの情報が無い上にモデル名も不明ですね。おそらくデンマークにて製造されたモノと推測しております。まずは写真から……。
※今回はシンプルな黒軸の「シェフィールド・ペン」。
❒ディテール
戦前に製造されたモデルのようで軸やキャップはセルロイド製ですが、天冠及びブラインド・キャップ部分のみベークライト製。デザイン的にはとてもシンプルですが、適度な重みと質感の高さが特徴でクオリティの良さがビシビシ伝わってきますね。またボタン部分がかなりゴツく作り込まれており、同時代のパーカー製ボタン・フィラーより上質な感じがします。但し、面白みという点ではこれといった特長は無く極々ありふれた実用に徹したペンですね。ペンの全長はキャップを閉じた状態で約12.8cm、胴軸の直径が最も太いところで約12mm弱と典型的なスタンダード・サイズ・ペンに仕上がっております。
※典型的なボタン・フィラー式ですが、ボタン周りは精巧に作られております。
ニブはフレックス無しの「14ct 汎用タイプ」で実用然とした普通のペン先で、ペン先周りは剛性感と安定感が良く執筆中のストレスは無いのですが、残念なことにインク・フローが渋く筆圧をかけないとインクが出て来ません。これはプロによるペン先調整が必要かも知れませんね。まァ~、コンディションがパーフェクトになった時点で再度インプレしてみたいと思います。この度はザックリ紹介のみと言うことで……。
※何の変哲の無い普通の「汎用ニブ」です。
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