【シェーファー】カナダ製「バリアント」（c.1949-50）ファット・タッチダウン

【SHEAFFER】 Early Touchdown “VALIANT” (c.1949-50) made in CANADA.

デジカメ（iPhone 5c）が壊れてしまって写真撮影ができず、しばらく更新できませんでした。これを契機にデジカメを買おうと思い、中古の「リコーCX1」を購入しました。カメラは全くの素人ですが「接写が得意」そうなのでこの機種に決めました。

さて、前回告知したとおりカナダ製FATタッチダウンの続きです。この度は「トライアンフ・ニブ（樽ニブ）」搭載バージョンの「バリアント」をご紹介します。この「バリアント」は前回の「ステイツマン」と違い、ペンのディテールは米国製とほぼ同じでペン芯の形状が少し違う程度ですね。まずは写真から……。

※基本的に米国製と変わらない黒軸の「バリアント」。

外観的な特徴は米国製と比べてこれといった違いはありません。しかし全体的な質感がかなり向上しており、プラスチックを加工する技術が進歩したのか或いはプラスチックそのものの材質が良くなったのかはわかりませんが、次世代のTMタッチダウンとほぼ同じクオリティ・レベルのように感じます。FATタッチダウンにありがちな手作業感やクオリティのバラつきなどはこのペンに限っては微塵もありません。全てがカッチリできています。まァ～好みの問題もありますが、1940年代の少し柔らかいノスタルジックなプラスチックがお好みの方は米国製、あくまでもペン全体の質感・完成度を追求するのであればカナダ製といったところですかね！？面白いことにそれぐらいの違いはあります。いづれにせよ、カナダ製恐るべしですね。

※米国製と変わらない大きさの「トライアンフ・ニブ」。

ニブは上の写真のとおりですがペン芯の形状が若干違いますね。書き心地ですがペン全体がカッチリできているせいか米国製よりさらにガチなペン先に感じますし、また鈍らなところもほとんどない上に文章を書いていても「これぞ！トライアンフ・ニブ」って感じがビシビシ伝わってくるのが面白いです。私的にはシェーファー・ベスト３に入る予感がするペンですね。その他写真はありませんが、サックプロテクターやTD管・その他金属部品などの材質・仕上げも米国より一段階上を行っている感じがします。少し褒めすぎかもしれませんが、とにかく設計通りに動作している感じが本当に素晴らしいです。

最後にこの先カナダ製FATタッチダウンに何かエポックなことがあれば（ステイツマン・バリアント問わずに）随時ブログで更新していこうと考えておりますが、しばらくは使うことに集中したいと思います。